補 聴 器 と は


    補聴器ってどんなもの?
 

 補聴器と聞くとあまり良いイメージを持たないという方が多くいます。お年寄りの使う器械であるといった意識から、会社内、家族との会話が困難な程聴力が低下している方でも、自ら進んで補聴器をお使いになるケースはほとんどありません。その周囲の方が本人を説得し、使用していただくことがほとんどです。

 また敬老の日にプレゼントされた補聴器が役に立たなかったことで、悪いイメージを抱いてしまうことも多く、補聴器をどう選び、どう使うかということは、ほとんど知られていません。

 視力が低下し、眼鏡をかけることはあたりまえなこととしてとらえられているが、補聴器に対する考え方は、まだまだ一般的とはいえないようです。
 補聴器は音を大きくするだけの器械ではなく、音質を調整し、不要な音を抑え、音像を正確に捕えられるように聴力を補う精密音響装置なのです。


    補聴器を作る
 

 最近大変安価な補聴器が販売され、目立たず、気軽に購入できることから、敬老の日などプレゼントにお買い求めになられる方がたくさんいる。こうした補聴器はごく初期の難聴の方(50才前後から、聴力は次第に低下してきます)には適しているが、会話に困るといった場合には全く役に立たない。一般の方は適合する聴力レベルを知ることが難しいため、補聴器はどれも同じとして考えてしまいがちです。

 眼鏡を買うとき、視力を測らずに購入する方はいないと思う。補聴器の購入時にどれだけの方が聴力測定を受けられるでしょうか。聴力は聞き取りにくい音の種類や補うべき音量、耐えられる音量の範囲等など、視力以上に複雑な要素を含み、また体調や環境によっても大きく変化するのです。

 眼鏡の場合はレンズを調整することで補う視力を決定するため、どんなフチの眼鏡でも使うことができるが、補聴器は本体そのものの能力が補正する聴力レベルを決定します。またどのように耳に装用されるかによってもその補聴器の効果が左右されるのです。

 補聴器を「補聴器」としてお使いいただくためには、その方の聴力や生活様式、既往歴や健康状態などを知り、製作後も再チェックと調整が欠かせない。電器店のような場所はお求めやすい反面、こうしたことはなされていない場合が数多くあります。

 補聴器は買えばすぐよく聞こえるものではない。聴力に合わせたものを選び、耳の形状や補聴器をご使用いただく環境により装用部分を製作。ご家庭やお勤め先で実際にご使用いただき、再調整を繰り返すことで、次第にご自身だけの補聴器が作り上げられるのです。


    全国補聴器販売店協会
 

 補聴器を効果的に使用するためには聴力測定が欠かせません。お近くの耳鼻科医院にて簡単に測定することが可能です。また全国補聴器販売店協会は、設備、器材が業界基準を満たしている補聴器店として登録された補聴器店ですので、安心して利用できます。
 また、一定の研修期間を終え、補聴器に対する十分な知識と設備を整えた店は、規定の試験に合格した人だけに与えられる制度、認定補聴器専門店もあります。